今の頑張りは確実に未来につながる!
高校生の時、何に力を入れる?
高校生活には、学校内の部活、生徒会、委員会活動もあるし、校外のボランティア活動、塾やバイトなどいろいろなことがありますよね。時には遊びにも行きたいし。。。何をしたらよいか迷ったりしませんか?
どんな活動をしてもよいのですが、大事なのは自分が成長できるか、もっとよく変化できるかどうかです。成長っていうと身長とか体重とか体の成長がイメージしやすいと思いますが、高校生に必要な成長は考え方の成長、精神的な成長です。
だから何をするかも大事ですが、どう変われるかがもっと大事です。
何をやるにも必要な「人としての基礎力」
考え方の成長や精神的な成長って、具体的にどんな風になることでしょうか?
例えば、こんなものがあります。
・人任せにせず主体性をもって行うこと
・自分中心にならず協調すること
・リーダーシップを発揮すること
・感情的にならず問題を発見して解決できること
・計画して実行し物事を成し遂げること
・自分も周りの人のことも理解し和睦すること・・・などなど
いかがですか?
これらは、偏差値では測れないけどとっても大事な力ではないでしょうか?これらの力を「人としての基礎力」という言葉で説明している資料がありますので、ご覧ください。(下のリンクは「大学生活の充実度には、中学・高校での経験で培われた基礎力が影響していた!」という記事です)
考え方の成長、精神的な成長に励むことが、高校生のうちに絶対にやっておいた方がよいことです。

具体的な進路の希望は分からなくてもいい
人によっては「これと言って、やりたいことがない」「進路を定められなくて焦っている」という人もいるかもしれません。しかし、考え方や精神が成長して人としての基礎力が身についていれば、将来「この仕事に就いてみたい」という希望が見えてきたとき、その力を活かすことができます。
例えば、「将来は国際機関で働いてみたいな」という夢がある人がいるとします。その人が英語を勉強してぺらぺらになれたとしても、もしコミュ障で自分勝手で文句たらたらな人だったらどうでしょうか?仕事がうまくいくと思いますか?行きませんよね?
だから、どんな進路に進むとしても人としての基礎力は絶対に必要で、それを培うには中高時代が一番なんです。
また、世の中に存在する仕事を数えると日本国内だけで28000種類もあるということ、知ってましたか?それだけ多くの選択肢があるのに、高校生の時に1つだけに絞るのはかなり難しいと言えます。焦って具体的な進路を決めようとするよりも、考え方の成長や精神的な成長にこだわった方がよいのではないでしょうか?
基礎練習をしっかりしている人が試合でも活躍できるように、人としての基礎力が高い人が大学生活やキャリアという試合でも勝つことができます。
大学がAO入試でとりたいのも、実は「考え・精神が成長した人」
文科省が発表した「平成33年度大学入試者選抜実施要項の見直しに関わる予告」には、従来の一般入試の課題を改善するために、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」をより積極的に評価するという指針が示されています。
また、大学がAO入試で評価する項目には、志望理由・学習意欲が上がっていますが、「単に興味があるから」「なんとなくかっこいいから」ということを伝えるだけでは全く歯が立たないのが最近のAO入試です。なぜ、その大学のその学部で学びたいのか、自分で考え実際に行動したことを紹介しつつ説明する志望理由書を作り面接でプレゼンすることが必要ですが、そのためには高校時代に主体性、協調性・・・などを含め考え方や精神を成長させておくことが本当に大事です。小論文対策や面接対策をいくら頑張っても、考えが浅かったり精神的に幼かったら、ごまかしようがありません。また親が立派な志望理由書を作っても絶対にばれてしまうということを忘れないでください。
部活・生徒会・委員会活動をするなら
部活・生徒会・委員会活動そのものが”楽しいかどうか”を考えるより、自分にプラスになるか、成長につながるか、視野が広まるか、考えが深くなるか・・・を考えて行うことがお勧めです。それが人としての基礎力にもつながるし、自分自身の未来、夢の実現につながることが本当にとっても多いです!頑張ってください!
部活・生徒会・委員会では”リーダー”に挑戦しよう
考え・精神を成長させるために「リーダー」に挑戦してみることもお勧めです。部活の部長、パートリーダー、生徒会長、学級委員長、図書委員長など何でもよいですが、「やったことがないしできるか分からない」ことに挑戦すると、大変ではあるけど得るものが大きいと思います。もちろん、顧問に叱られたり、仲間に文句を言われたり、自分の時間が無くなってしまったり、リーダーではない人より苦労は大きいと思います。また、思ったよりうまくできないこともあるかもしれません。でも社会的に成功する人たちは、学生時代に何かしらの挑戦をして何かしら失敗した人がほとんどです。”自分にとって少しだけきつい上り坂”を選んで上ってみましょう!
リーダーになったら「すごいね」「おつかれ」「ありがと」
もしリーダーになったら(なってしまったら)どうしたらよいでしょうか?
簡単にして効果が大きいパワーワードを使いまくることがお勧めです!
「すごいね」・・・誰かが何かを頑張っているのを見たらすぐに!
「おつかれ」・・・何かの仕事をしている人を見かけたらすぐに!
「ありがと」・・・お願いしたことをやってくれたり、自分ができないことをやってくれたりしたらすぐに!
「すごいね」は「すげー」でもいいし、「ありがと」は「サンキュ」でもOKです。やろうとすると分かりますが、周りの人が何をしているか見ていないと使えないのがこのパワーワードなんです。騙されたと思ってやってみてください。きっと部活、生徒会、委員会の運営がより楽に、より楽しくなると思います!
リーダーシップは「影響力」
なぜ、リーダーになったらパワーワードを使った方がよいのでしょうか?
最後にちょっと難しい話をしますが、リーダーシップって何か?というと「組織をあるべき方向に向かわせるための影響力の行使」と言われています。つまりリーダーは「良い方向に組織を動かす影響力のある人」ということになります。上のパワーワードは簡単にリーダーとしての影響力を高めてくれるワードなんです。
「リーダーをやってみる挑戦」は「影響力のある人になる挑戦」とも言い換えることができます。ぜひ影響力のある人になって日本を世界を変えていってください!